岩崎学園で働く人たち
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岩崎学園を志望した理由
「一緒に働きたい」と思える人たちとの出会い
もともと、わたしは公立の中学校で教員として6年間勤めていたのですが、毎年だいたい同じような仕事をしていた中で、60歳の自分が何をしているか想像できてしまった瞬間があったんです。先が見えた状態でモチベーションを保つのは難しく、転職活動を始めました。
私立中学校や高校なども見たのですが、正直、その学校がどんなことをしているのか、具体的な取り組みや仕事の内容は、外からだとよく見えないものです。今はネットでも情報を得ることができますが、あまり参考にはなりませんでした。どの学校も情報がよく見えてこない中で、岩崎学園は面接の内容や、担当者の反応がすごく良かったんです。内部の人の印象は、不安な転職活動で得た何より大切な「情報」でした。
若い教職員だけでなく、課長や部長、学校長も、年齢や役職を問わず「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思える人たちだったんです。仕事内容も大切ですが、実際に学園で働く人たちの人間性に惹かれたのが、岩崎学園に奉職を決めた一番大きな理由です。
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現在の仕事内容
「自分で考えて行動する人」を育てる
岩崎学園の魅力は、一人ひとりがやりたいことに挑戦できるところだと思います。
一概には言えませんが、公立の学校などはルールが多いので、「やってはいけない」ことばかりで、なかなか自由にできない雰囲気があったりします。わたし自身、そこがすごく窮屈に感じていました。
その点、岩崎学園は「やってみたいなら、やってみてもいいんじゃない?」と、受け入れてくれる土壌があるんですよね。特に主体的に動く人にとっては、すごく働きやすい環境だと思います。
それに岩崎学園で働いている人は、お互いを受け入れ合って、認め合おうとする人たちが本当に多いんです。人を責めたりもしないし、誰かが困っていれば、ちゃんと助けてくれたりもする。
こうした職場の雰囲気は、わたしがそうだったように、実際に接してみないとなかなか見えてきません。ただ、奉職して6年が経ついまでも、非常に人に寛容な職場だと思えます。
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岩崎学園の魅力
主体的な人を、応援してくれる環境
わたしはいま、横浜デジタルアーツ専門学校で教員として仕事をしています。
具体的には、CG科の2・3年生のデッサンや、2Dグラフィックスというアドビ・イラストレーター(Adobe Illustorator)を使った技術などを教えています。
他にも、学園として「公開オンライン授業システム」を作ろうとしていたり、企業や研究機関と一緒に「岩崎クリエイティブキャンプ(ICC)」の企画や運営をしたりしているので、教えるだけじゃなく、いろいろな仕事に関わることができていますね。
よく、これから10年や20年後は、「社会の在り方が大きく変わる」と言われています。なんだか大変そうに思えてしまいますが、社会が変化するからこそ「自分で考えて行動できる人」を育てることが必要だと思っています。
岩崎学園は、学生がそんな社会でも活躍できるように、「発想力豊かな人材育成」を軸にした教育をしています。
専門学校7校合同で学生同士でものづくりのアイデアを出し合う「アイデアソン」や、先ほど挙げた「岩崎クリエイティブキャンプ」もそのひとつです。自分で行動するために必要な、アントレプレナーシップ(起業家精神)や課題解決の力を育もうと、あらゆるプロジェクトが走っています。
学生目線に立つと、社会が変わるという「漠然とした」未来でも生き生きと活躍できる、「具体的な」力を身につけなければいけません。岩崎学園で、そうした具体的な学びの手助けができればと思っています。
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岩崎学園で働く楽しさ
やりたいことが、思い切りできる
岩崎学園は、一人ひとりがしたいことを尊重してくれます。
わたしの場合、以前から「大学院で勉強がしたいな」と思っていたので、3年前から大学院に入って勉強もしつつ、仕事をさせてもらっています。
仕事の上でも好奇心が強いので、授業以外にもいろいろな企画やプロジェクトがあれば「やりたい!」と手を挙げてやらせてもらっているんです。
たとえば去年は、専門学校7校が横のつながりを活かして学び合えるような学校横断プロジェクトを進めていました。
好奇心で掴んだ仕事でしたが、結果的にその仕事が2021年度の学園の発展に一番貢献したと評価され、「IWASAKI BEST OUTSTANDING賞」を受賞することもできました。
こうして手を伸ばしていくと、「こんな企画やってくれませんか?」と声をかけられることも増えたりして、「ああ、いいですよ」と受け入れていると、やることがどんどん増えてしまうんですけどね(笑)。
でも逆に、それができるのが岩崎学園の大きな魅力です。まず自分の仕事に支障を出さないようにしつつも、好奇心があれば遠慮なく挑戦できます。 忙しそうに聞こえるかもしれませんが、いつも家族と一緒に夕飯を食べることもできているので、無理なく仕事ができ、プライベートとのバランスも取りやすいと感じています。
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今後のキャリアビジョン
学園に「いま必要なこと」を考え続ける
これからも長く、学園が発展するための仕組みづくりをしていきたいです。
たとえば、いま、学生が在学中にスキルを活かして仕事ができるようにするためのスキルシェアリングサービスを作っています。
岩崎学園は奨学金利用者が70%を超えていて、岩崎学園に限らず、専門学校は経済的にやりくりの大変な学生が多くいます。しかし、学校に通うためにアルバイトをして学業が疎かになっては元も子もありません。
そんな学生がスキルを活かしてお金を稼ぐことができ、かつ仕事自体が勉強になりスキルをもっと伸ばせるものになればすごくいいですよね。すでにそのサービスを使い、地元のデパートや、NPO法人・地球学校さんなどから仕事を受けて頑張っている学生もいます。
なので、将来的なビジョンというよりは、好奇心を大事にしながら、いま学園にとって必要なことが何かを考えていければと思っています。挑戦を応援してくれる岩崎学園の風土をフルに活かして、これからもいろいろなことを試していきたいですね。
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PRIVATE
家族と近所の海で記念写真。
プライベートも、子育てや畑仕事に楽しく過ごしています。